【予算特集】臼杵市12月補正予算案を追加しました。

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2020/09/14
冷川 剛彦さん(大日測量設計㈱代表取締役)
 先日発表された九州地方整備局の国土交通行政功労表彰で、大日測量設計㈱(日田市)が受注した「平成31年度松原・下筌ダム流量観測外業務」が優良施工業者(業務部門)に選ばれた。今年度も同業務を受注し、7月豪雨の際は、流量観測のために両ダムの6つの観測所で社員が高水流量観測を実施していた。
 激しい雨が続き、河川の流量が急激に増加するのを確認し、冷川剛彦社長も安全管理責任者として各観測所に向かった。「道路も各所で土砂崩れや冠水を起こし、道路交通網が寸断された。雨の量も尋常ではなく、運転中はフロントガラスに打ち付ける雨で視界不良を起こすほどだった。河川の水が見たこともないような速さで流れていき、巨石が流れる不気味な音が響いていた。多くの被災箇所を目の当たりにし、この10年間で3度目に経験する被災規模でしたね」と振り返った。
 建設コンサルタントは、ひとたび大雨が降れば、河川の流量観測から、洪水水位の痕跡調査、そして被災箇所の状況調査、災害復旧に向けての河川施設の測量設計を行う。今は、さきの豪雨での被災箇所を早期復旧するため、災害査定に向けて、災害査定設計書づくりに、全社員が一丸となって邁進している。「私たちは被災地の建設コンサルタントとして関係機関と協力しながら、地域の方々の不便を解消するべく、地域貢献真っ只中です」と、早期の復旧・復興へ向けて準備を進めている。
 同社は今年で創業48周年で、冷川社長は4代目。「私は元技術職。営業や経営、経理などは経験がほとんどない」とし、取締役3人と社員代表1人の体制で、ことあるごとに話し合い、日々湧いてくる問題に知恵を絞っている。また、非同族会社であるため、ほかの取締役と互いに競争意識を持つことで緊張感が生まれ、それがよい仕事や個人の成長につながっていると実感している。
 社員へも、自分自身が会社の代表だという認識を持ち、ゆくゆくは社長になりたいと思ってもらうよう、各自で担当する業務の見積積算から、原価管理を任せている。担当業務の売り上げ状況が個人の給与や賞与にどう影響するのか、販売費や一般管理費とは何か、原価労務費の雑給を効率よく業務工程に組み込むため、お客さんへの作業順序の交渉などを学んでもらっている。「責任感と自信を持たせ自立させることで、ほかのスタッフとともに良い成果品を提供できる。他者の悩みや重荷を受け持てるようになって初めて社会人といえる。自分の意見を発想し伝える意思、新たなものを生み出す熱意を持つことで人間性を育み、共に働くことに魅力を感じる会社を目指して励んでいる」という。
 「真摯に仕事に取り組んだからこそ、助けてくれる皆さんがいて、今の会社がある。同業者、発注者、地域の方への感謝を忘れず、災害対応なども含め、今まで以上に地域社会へ貢献していきたい」と感謝の言葉とこれからの決意を語る。
 冷川社長は就任4年目の47歳。
 
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